令和4年度日立市政クラブ 日立市政に関する要望に対する回答

本日は、日立市政クラブの令和4年度 日立市政に関する要望に対する回答を市長をはじめとする執行部の方々よりいただきました。
小川晴樹市長より
本年は総合計画の初年度にあたり、地方創生、人口減少対策、安心安全なまち、デジタル化、脱炭素化を図ることを中心に予算配分をした
主だった項目に対し
●地域医療体制の充実について
・ 日立総合病院において、産科・周産期母子医療センターが再開はしたが、さらなる充実を図るため、産科医師、小児科医師の確保に向けて、市として支援を継続、強化すること → 県と共に財政支援、筑波大学とも連携を図り、再開・新生児集中治療室の整備し、令和4年4月よりハイリスク分娩の母体搬送受入再開を目指し、院内体制整備等の準備を進めている
・地域医療体制の充実を図るため、在宅医療、訪問医療の拡充を推進すること → ニーズの高まりを見込み、医療と介護の切れ目ない連携促進や調整を図るため、日立医師会や関係機関と緊密に連携を図るように努める
●子育て支援について
・働く子育て世帯に対し、乳幼児の待機児童が発生しないよう、保育環境の整備及び、保育園・幼稚園機能の充実を図るための、施設整備を計画的に推進すること → 日立市子ども・子育て支援計画に定める保育需要に対応するため国の補助を活用し、施設整備していく。令和4年4月にはみやた認定こども園新園整備による定員拡充、家庭的保育所2か所の開設を予定しており、保育の受け皿となる施設整備を計画的に推進していく。施設維持を図るため、改修工事等計画的に進める
●教育の充実について
・児童・生徒一人一台にタブレット端末が配布され、オンラインを活用した取組も実施されたことから、教職員にもタブレットを早急に配布し、操作指導能力及び活用能力を高め、学級間・学校間格差をなくすよう努めること → 協働型・双方向型の授業の実現やオンラインによる朝の会や学習支援の実施など、活用が図られているところですが、ICT機器のさらなる活用を進める上で、必要となる機器等についても、学級・学校間格差が生じないよう早期整備に努める
●青少年の健全育成について
・薬物使用の低年齢化を鑑み、若年層に向け薬物乱用防止の取組を強化すること → 青少年相談員による街頭パトロールを始め、強調月間における市内5つの駅前での「あいさつ・声掛け運動」を実施、薬物乱用防止に関しては、イベント時に啓発をしている。日立市青少年育成推進会議と一層推進し、茨城県薬物乱用防止指導員協議会と連携強化を図りながら、若年層に対して意識啓発等取組を進める 委員200名、協力団体は58団体等体制がある
●不登校児童生徒への支援について
・ フリースクールへの支援を行うこと → 不登校児童生徒の社会自立に向け、フリースクールとの連携を含め、多様な支援が充実するよう研究・検討を進める
市内でも設立意向のあるNPO法人がいる
●交流センターの活用・整備について
・ 日高交流センター及び豊浦交流センターへ、エレベーターを設置すること → 交流センターの施設整備については、地元の意向を踏まえつつ、公共施設マネジメント計画に基づき進めている。エレベーターの設置は利便性や施設の安全性向上に加え、利用拡大につながることと踏まえ、必要と認識している。日高交流センターは令和4年度空調整備等行うため、豊浦交流センターに設置予定
●中小企業の振興、個人事業者の保護、育成について
・少子・高齢化の中で、事業継承ができない事業者がでている。実態調査と対策を図る → 引き続き、企業訪問による経営課題等のヒアリングや、金融機関、事業継承、引継支援センターなどの連携により、実施把握に努める。日立商工会議所による相談体制の継続や事業継承支援事業補助等による支援の拡充を図り、きめ細やかな支援を検討する
・新型コロナウィルスにより、深刻な影響を受けたホテルなどの大宴会場等を有している事業者の支援を行うこと → 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない現状の中では、引き続き、事業者の経営状況等の把握に努めるとともに、国県の対策の動向を見極めながら、必要な支援を次期を逸することなく講じられるよう検討する
●地産地消の推進について
・林業の振興について、地域おこし協力隊の活用も含め、推進すること → 森林経営管理制度がスタートした。本市でも新たに適正に管理されていない民有地に対し、所有者の意識調査、集積計画の策定などに順に取り組んでいく。地域おこし協力隊の活用も含め、人財を活用した振興についても検討する
●にぎわいづくりの環境創出について
・市民によるイベント等への支援を行い、行政と市民が連動してまちづくりに参画できる仕組みの構築に努める → 平成25年から事業費の一部補助を行うほか、会場使用料の減免、広報や会場申請への協力など、積極的な支援に努める
・さくらアリーナや新都市広場等集客が見込まれる場所に、キッチンカー等を配置するなど、民間と協働で、にぎわいを創出する取組を推進すること → 集客が見込まれる場所等への日常的なキッチンカーの設置についても、関係機関等と連携しながら検討を進める。令和3年度購入補助実績は3件
・商店街の老朽化した街路灯の更新や維持管理について、主体となる商店街組織等の取組の支援を検討すること → 令和3年度 商店街街路灯対策検討会議を立ち上げ、街路灯の維持管理または撤去等に係る商店街等への支援、撤去後の対応などについて、関係各位や商工会議所等と連携し、適切な更新や維持管理の在り方を引き続き検討する。また、商店会組織が、本市の地域商業を支える担い手として、将来にわたり、街路灯の維持や商業機能の維持、再活性化に自ら取り組めるよう、商工会議所と連携しながら、商店会組織の再編等についても検討を進める。
●就労支援について
・若者、女性、高齢者の職業相談、就労機会を増やすこと → 重要な取り組みと認識している。雇用センター多賀にはキャリアコンサルタントを配置し、きめ細やかな情報提供と相談対応を行っている。今後も就労機会の拡大を図るとともに、ハローワーク日立と連携した就職面接会の開催やオンライン合同企業説明会の開催等による就労機会の確保に努める
●やすらげる公園・緑地の整備について
・公園の老朽化した遊具を取り替える際、インクルーシブな視点での設置を検討し、整備促進を図ること → 公園施設寿命課計画に基づき更新しており、令和3年度は助川城址公園にインクルーシブな視点を取り入れたブランコも更新を進めており、竣工予定。引き続き、更新時にはインクルーシブな遊具に加え、高齢者向けの健康遊具を設置するなど、多様で特色ある公園整備に努める
●常陸多賀駅周辺整備の推進について
・駅周辺用地の活用や空き店舗の利活用を促進し、新たな賑わい創出を推進すること → 地域のにぎわい創出に向け、鉄道事業者との協議や現駅舎エリアにおける土地利用転換可能性の検討に着手、「まちの顔」にふさわしい駅前空間形成に向けたデザイン監修者の選定作業を実施。悔いの無いよう取り組んでいく。
●住みやすい住宅環境の形成について
・移住促進をしていく上で、それぞれの専門的見地を集約し、官民がしっかり連携して促進すること → 移住促進協議会を設立し、関係機関と連携しながら、東京圏の若者をターゲットにした戦略的なPR等、効果的な移住施策に取り組んだ。今後も効果的な移住促進を推進する。ひたち子育て応援マイホーム取得助成事業、山側住宅団地住み替え促進事業等に取り組むとともに、持続可能な住宅環境の形成を図る。
国と県と連携した助成 23区からの移住対し百万円 令和3年度4件の実績、リモートワークへの助成 令和2年度3件、令和3年度9件の実績、また、市内子育て世帯の住み替えは令和2年度331件、令和3年度177件
と回答がありました。
日立市政クラブ 代表 佐藤三夫議員より
各般にわたり、総じて納得のいく回答
コロナ対策に全力であたっている中での予算要望への回答
ありがとうございます。
市民からの要望や要請も多くなると思われる中
会派一丸となって全力で、日立市の進展のため邁進していまいります。
日立市政クラブ
藤森結花